☆このコーナーでは,感動体験や伝えたい思いなど,
  こころに響く話題を紹介します!
☆利用者の皆様からも募集していますので,郵送,
  FAX,メールにてお寄せください。


 

 

                

          

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心の振り子を揺らす体験活動!

          


 

      

   里山夢体験に参加して        
                  
                                 平成21年3月10日 中学3年女子

 私は,全六回の里山夢体験に参加して,思ったことが四つあります。
 一つ目は,周りの対応についてです。第一回の里山夢体験が私にとって初めての参加で,最初は,周りの人と仲良くできるか心配でした。でも,すぐに仲良くなり,楽しく過ごすことができました。
 二つ目は,皆で一つのことをすることについてです。毎回皆で力を合わせて一つのことをすることで,私にとって大きな力となり,とても良い思い出になりました。
 三つ目は,自分の成長についてです。私は,全ての里山夢体験に参加してきました。すると,第一回目の事業が終了し,第二回,第三回と参加していくうち,私自身に変化が出てきました。第一回の事業に参加するまでは,三年生になったのに,高校進学のことは,全く考えていませんでした。しかし,里山夢体験に続けて参加するようになって,前向きに高校進学について考えられるようになって,そして合格できました。以前の私なら,泣いてばかりで後ろしか見えてなかったのに,今の私は,泣いても前を見ようとしています。そんなふうに変われたのは,里山夢体験に参加したおかげです。
 四つ目は,出会いと別れについてです。人は誰でも出会いと別れを繰り返し生きています。それは,私も例外ではなく,里山夢体験という一つの事業でも,多くの出会いと別れを繰り返してきました。事業で出会った人たちは,私にとってとっても大切な人たちでした。だから,別れるときとても辛かったです。皆私と仲良くしてくれてとても嬉しかった分,別れがくることをさみしく思いました。そのとき,改めて“一期一会”という言葉が頭に浮かびました。これからも“人との出会いは大切にしよう。”そう思えた里山夢体験でした。
 この様に,色々と思うことのできた里山夢体験は,私にとってたくさん得るものがありました。八月から数えると十八日間。その十八日で,私は大きく変わることができました。だから,参加をさせてくれた両親をはじめ,毎回送り迎えをしてくれた祖母,色々な面で私を支えてくれた福山少年自然の家のスタッフや大学生,全ての人たちに今,感謝を込めて“ありがとう”と言いたいです。本当にありがとうございました。
 私は,四月から県外の高等学校に進学することになりました。遠いところなので不安はありますが,里山夢体験で出会った人たちや里山夢体験で学んだことを思い出しながら,頑張ろうと思っています。次に会うときは,一回りも二回りも成長した私になっているのを楽しみにしていてください。最後に,里山夢体験でお世話になった人たちに“感謝”の気持ちを贈ります。十八日間本当に楽しかったです。私にとって,最高の思い出ができました。本当にありがとうございました。
 また会える日を願って。

 
※里山夢体験とは,平成20年度文部科学省委託「意欲を育む自然体験推進事業」の事業名称です。
  当施設で不登校など悩みを抱える児童生徒を対象に年間を通して実施している事業です。
  掲載文は,事業に参加した児童生徒の感想文(事業報告書に掲載)です。

        家族キャンプ

 先日,1泊2日のキャンプに来られた家族からお礼のメールが届いたので紹介します。
 「所長をはじめスタッフの方には大変お世話になりました。子ども達も普段経験できない,野外炊さんやテントでの宿泊など,とても貴重な体験をして,喜んでおりました。私たち親子にとっても,子どものころを思い出し,懐かしくもあり,とても楽しい2日間でした。特に長男が『木登り体験』がとても気に入って,『木登り名人賞』をもらって大変喜んでいました。本人も自信がつき,少し成長したようにも見えました。帰りの車の中でも,『また木登りやりたい』と言っていました。次男は虫取りが大好きで,虫かご一杯のバッタやコオロギ,カマキリを捕まえて満足そうでした。所長やスタッフの方には,やさしくご指導いただき大変お世話になりました。機会がありましたら,また利用させていただきたいと思っております。(今度は,『火おこし』で,すぐ火がつくように頑張ります!)それでは,朝晩寒くなりましたがお体に気をつけてください。」
 
 施設より・・・
 家族でテントに泊まって,夕飯のカレーづくりや朝食のホットドッグ,昼食のうどんづくりをはじめ,火起こし体験,星空観察など親子での体験は,きっと子どもたちの思い出として,また,何よりも家族との楽しいふれあいができたのではないかと思います。
 当施設では,家族利用についても,活動プログラムの実施については,「完全サポート体制」のもと,支援しておりますので,安心して多くの方の利用していただきたいと思います。
 私たち職員も,心温まるお礼のメールをはじめ,家族間の交流と子どもたちの笑顔に励まされる二日間でもありました。
 ありがとうございました。
         森をぬける

     森の中に分け入って 不思議な空間に ふと立ち止まることがある
     そこは わたしをすっぽり包み込み 小さな息遣いや瞬きでさえ聞こえてくる
     思いきって 空を見上げると 木の葉がカラカラと重なり合い その開けた
     先から 青い光が射しこみ 心地よい緑の風が 土や草の匂いを運ぶ
     まっすぐに のびた木の途中から わたしを包むように 枝が伸びている
     「生きているんだな」と 手を合わせ 広げてみる

     ごつごつとした 木肌は わたしよりも 精一杯生きているように思える
     そんな 不思議な場所に 幾度となく足を止める
     ふりかえると さっき通ってきた道から 記憶の足音が聞こえる
     そして 静けさに追われるように 森をぬける
   
            平成18年7月1日 施設広報資料より
                                        作: 徳 永 春 喜

インターンシップ感想文(「輝きの森だよりNo.17」に掲載)
  実習を通じて学んだこと

                           2006.1  安田女子大学3年 石井菜美子

 私は,この9日間の実習でたくさんのことを学びました。
 あいさつすること,時間を守ること,報告・連絡・相談の3つの大切さなどです。私の最初の目標は『自分からあいさつする』ということでした。はじめは,意識しながらあいさつをしていたけれど,だんだんと意識しなくても自然とあいさつができるようになりました。
 施設の仕事は,利用者と接する時間が限られている分,第一印象も大事なので,気持ちの良いあいさつはとても大事だと言うことを最初に言われました。
 私は,このことは施設の仕事に限らず,ほとんどの仕事に共通することだと思います。また,当たり前のことである時間を守ることは,改めてこのことの重要性を学べました。時間を守ると言うことは,相手から信用してもらうためとても大切です。私が一番難しいと思ったことは,自分で仕事を見つけて動くということです。初めは,何をして良いのか分からず,言われることに対して動いてばかりだったけれど,だんだん慣れてくると,職員の人に聞いて自分から動けるようになりました。
 このインターンシップでは,たくさんのことを経験することができました。なかでも,今後自分が仕事をする上で良かったと思う経験は,電話対応や訪問されたお客様へのお茶の出し方などです。電話対応は,初め自分たちが電話に出て良いのか迷ったり,電話を取ることをためらったりしていたけれど,一度電話に出ると,次からはためらうことなく取ることが出来るようになりました。他の仕事でも一度やってみると,二度目からは自分から進んでできるようになり,初めの一歩が踏み出せれば,次からは抵抗なく行動出来るようになるということも学べました。
 私は,仕事というのは本当に大変だと思いました。朝早くから出勤して,一日仕事をして帰るといつも疲れてすぐ寝てしまっていました。しかし,それだけ充実した生活ができ,学ぶことも多く,今までの自分より少しは成長できたと思います。
 職員の方たちも,私たちに分かりやすく,楽しく仕事を教えてくださり,本当にここにインターンシップに来て良かったと思いました。

 ボランティア活動をとおして感じたこと

                                   2005.3   尾道大学3年 野尻みゆき
 
  私のキャンプネームは,「のじ」です。
  子どももスタッフもこの名前を呼びます。私はこの名前がとても気に入っています。
  私が福山少年自然の家の主催事業に初めて参加したのは,去年2月の「FUNクラブ冬」からです。
  知人に誘われて,自然の家に着いてからプログラムの内容を聞きました。それは,子ども達がダンボールで家を作り,その家に一晩宿泊するというものでした。
  この時点では,子ども達がどんな家を作るのかイメージが湧かず,本当にそんなことができるのかと考えていました。日頃,小学生の子ども達とかかわることの少ない私にとって,自分の思い描く家を何とか形に表わそうとしている子ども達の姿は,真剣で,かっこよく見えました。
  五月には,プレイリーダー養成講座にも参加し,これから子ども達が体験するプログラムを実際に体験して,危険を予測したり,子ども達と接する時の役割などを学びました。
  今では,月に一回は,自然の家に行き,スタッフをすることが私の毎月の楽しみになりました。虫を捕まえるためのワナを仕掛けたり,山の中に基地を作ったり,石けんを作る実験をしたり,色々なことを子ども達と体験するたびに新しい発見があります。
  子ども達がここで体験したことを「次はこうしたい。家でやってみたい。」と思うように,私も子ども達と一緒にいて,「次はこんなふうに関わりたい。もっと子ども達のことを知りたい。」と思うようになってい
きました。ここは,私の大切な学びの場でもあります。
  子ども達がその体験に関心をもつための動機付けを持たせたり,その体験をした反応や感じたことをどのように汲み取るかということは,難しくうまくいかないこともあります。
  それでも何気ない一言やちょっとした行動に,子ども達が感じたことを見つけられた時は,嬉しくなります。
  一つのプログラムが終わって眠ろうとすると,必ずあちこちから「のじ」と呼ばれた時の声が蘇ってきます。その日呼ばれた分だけ,その声は続いて,私はとても幸せな気分になります。
  私にとって,この福山少年自然の家での活動は,楽しく学んで,エネルギーの充電ができるところになっています。
  これからも活動を続けていきたいと思っています。  

  FUNクラブに参加して

        
       2005.2.4   福山市立城北中学校1年  川 上   茜

  本当に外で寝れるんだろうか,何でこんなことをするんだろうか。
  FUNクラブに行く前日,思いました。
  普通の生活でも十分寒いのに,外で,しかもダンボールで作った家に寝るなんて,どれだけ寒いのだろうか,とても不安でした。
  家を作るときも,寒くないようにすきまを詰めたり,床の下に草を敷いたり工夫しました。となりの人と顔を見て話せる窓も作りました。
  ダンボール九枚で作った家だけど,毛布三枚と寝袋二枚のおかげで,何とか寒い思いをせずに一晩過ごせました。
  朝になったとき,「やればできるもんだなあ」とちょっとうれしかったです。
  家に帰って一番に,「家ってこんなに暖かかったかなあ」と思いました。
  今までストーブやこたつがあるのはあたりまえだったけど,この活動をして,「暖かい」ことのありがたさを知りました。
  他にも,水にぬれても騒いでも壊れる心配がないのもあたりまえだと思っていましたが,でも,実際は,違っていました。
  「どうして今まで気がつかなかったんだろう。」と思いました。これからは,どんな小さなことでも, 「ありがたいなあ」と思う気持ちが持てるようになりたいと思いました。
  どうして,こんな活動をしたのだろうか。
  それは,いつもあたりまえに思っていることが,実はあたりまえではないことに気づくように,身をもって体験することによって知るためなのではないだろうか。口で教えるのではなく,自分で,感じるためではないだろうか。
  私たちは,このプログラムを企画してくれた人,ダンボールを用意してくれた人,活動を助けてれるカウンセラーの人たち,いろんな人たちに支えられて,きびしいことや辛いことを乗り越えて,様々な体験をすることができました。
  不安が大きかった分,やりとげた時の喜びも大きかったです。
  私も,いつか支える側になって,FUNクラブの活動ができたらいいなと思います。

  インターンシップを終えて!

                     2004.8.21 広島国際学院大学 3年 佐藤実奈子

 10日間,福山少年自然の家でのインターンシップは楽しかったです。
 野外炊さんや創作活動など,色々なことを体験し,多くの人とのふれあいを楽しむことができました。
 主催事業の手伝いも体験し,子どもたちのパワーはすごいと思わされました。また,ボランティア活動をしている人たちからも,子どもたちとのかかわりや活動などについて,いろいろお話しを聞けて勉強になりました。
 実習最終日には,野外炊さんの作り方の指導をしましたが,大変緊張しました。指導の大変さがよく分かりました。
 ここで体験したことは,良い経験になったと思います。職員の方々には,大変親切にしていただき,感謝の気持ちでいっぱいです。
 10日間も泊まりこみで,インターンシップをさせてもらえたことは,本当に助かりました。
 いろいろとお世話になり,ありがとうございました。

                          2004.8.27 福山大学 3年 児玉裕子
 
 インターンシップの当初の目的は,社会のルールに慣れるためでした。
 また,仕事内容も自分好みの内容で,やり甲斐がありそうだと思いました。私は,今まで事務のような仕事が好きで,将来は事務関係に進みたいなと思っていました。しかし,こちらの少年自然の家で10日間様々な仕事をしていくうちに,少し考えが変わってきました。
 主催事業FUNクラブなどで,子どもたちとふれ合う時間がすごく楽しく感じたのです。また,1日1日と変わる団体客と交流していくうちに,子どもたちの笑顔を見るのがすごく楽しくなりました。来た時よりも仲良く,楽しく,笑顔で活動している子どもたちを見ていると,自然と自分も楽しくなりました。
 仕事によっては,人との交流ができないこともあるので,少し違った体験ができて良かったと思います。また,野外炊さんなども貴重な体験でした。
 インターンシップを通して学んだことは,人とのふれあいやコミュニケーションを大切にすること,積極的に仕事に向かうこと,ていねいな対応をすることなどです。人との接し方の基本を学んだような気がします。
 いつもと違った体験・人・感動・環境に出会えて嬉しく思います。
 また,施設の方にはやさしく指導していただきありがとうございました。
 この10日間で学んだことを今後活かしていきたいです。

                           2004.8.27 福山大学 3年 三島康道
 
 今回,インターンシップ体験で心に残ったことは,主催事業のFUNクラブでの子どもたちとのふれあいです。初めて子どもとふれあった時は,どういうふうに接したら良いか分からなくて,圧倒されてしまいました。しかし,子どもたちの方から僕に話し掛けてきてくれたことがきっかけで,積極的に話しかけら
れるようになりました。これは,子どもたちのおかげだと思っています。
 また,仕事の面でも,初日と比べ,徐々に慣れ,職員の方々に助けられながらでしたが,楽しく業務を遂行することができて嬉しく思っています。
 10日間という短い期間でしたが,達成感は十分にあります。
 少年自然の家に来て,自分が社会へ出てから足りないと思われるところなど,見つめなおすことができました。
 今年の9月から就職活動が始まっていきますが,この体験で学んだことを大切にしていきたいです。

  協力し合えた野外活動
                                     
                    2004.6.25 福山市立坪生小学校5年 田中友梨奈

 私は,野外活動の中でも特に協力できたのは,「カレーづくり」だと思います。
 飯ごう炊さんでは,水を入れる量に気をつけてしました。絶対におかゆにしたくないと思いました。
 だけど,炊いている途中,男子が「おかゆになっとる!」と言ったので,「本当に?」と聞くと,自然の家の人が,「まだ炊けていないだけだから大丈夫,大丈夫。」と言ったので安心しました。
 そして,時間がたってご飯が炊けたので,男子たちが飯ごうを逆さまにして炭をふいている間に,小寺さんと私とカレーの材料を洗ったり,切ったりしました。私たちの班のカレーは,佐藤先生も食べるのでとてもどきどきしました。
 できあがった時,「ちゃんとできたかなぁ,おいしいかなぁ」と色々な思いがあふれてきました。
 佐藤先生が食べたら,「おいしい!」と言ってくれて,とてもとてもうれしかったです。これは,班で協力したからできたんだなぁと思いました。
 家に帰って,さっそく一人でカレーを作りました。するとお父さんが「おいしい。おいしい。」と食べてくれました。とてもうれしかったです。

  
つかれたけど楽しかった

                                 福山市立坪生小学校5年 山本涼太郎

 ぼくは,野外活動の時がんばったのは,キャンプファイヤーのスタンツです。
 スタンツでは,練習をすごくがんばりました。スタンツの歌を考える時に,学校の帰りとかにも考えました。そしてビリーブのかえ歌に決まりました。
 練習の時にちゃんとやってくれない人がいたからこまりました。でも,最後には,ふりつけもつけて出来上がりました。
 そしてキャンプファイヤーの時がきました。みんなよろこんでくれるかなぁと思ってやったら,みんな大笑いをしてくれました。ぼくは,よかったと思いました。
 そして終わったと思ったら,「アンコール。アンコール。」という声がところどころで聞こえました。
 ぼくは,「まじい」と思ってアンコールに応えました。そして終わりました。

 
  みんなは私のことを

                                 福山市立坪生小学校5年 尾崎史佳

 私は,ウォークラリーで一番歩くのがおそかった。
 私は,友だちに「はようしろやー。」とか言われるかと思っていました。でも,ほかにもおそい人がいました。でも,やっぱり私がいちばんうしろでした。
 曲がり角で,見えなくなりました。その時,仲川くんが,「尾崎だいじょうぶかー。佐藤もう少しおそく歩けー。」と言ってくれました。
 私は,その時,とってもとってもうれしかったです。その時から,私のペースで合わせてくれました。
 私は,「みんな私のことをちゃんと思ってくれているんだなー」と思いました。
 途中の問題は,仲川くんが全部勘で当ててくれたおかげで三位でした。
 いい思い出になりました。

 
     坪生小学校からは,野外活動終了後,学校だより『まぐら』を送って頂きました。
     今回,その中の作文を紹介しました。野外炊さんやキャンプファイヤー,ウォークラリーなど
     一生懸命取り組み,友だちのすばらしさを感じる思い出深い体験ができましたね。
                                        福山少年自然の家

  昔遊びは心の元気を育てます!

                                 福山少年自然の家 徳永春喜

12月下旬,当施設において主催事業「地域ふれあい交流会」を実施しました。
 1日目はイ草織りに挑戦!2日目は,竹馬やこま回し,あやとり,おじゃみなどのむかし遊びを通して,藤江地区の高齢者の方々と交流を深めました。
 竹馬コーナーでは,失敗しても何度もチャレンジする女の子がいました。指導者の方も教え方が上手で,初めて乗る子どもたちも,すぐに上達し,1時間もすると5m,10mと歩いています。
 一人の女の子が,手に豆を作りながら,何度も挑戦しています。 指導者の方も70歳ぐらいの方だと思いますが,ずっとそばで見守ってくださいます。
 「もっと竹を前に傾けるといいよ」,「1歩けたら2歩,3歩と足を運んでみようや」と声を出して励ましてくださる方もいます。乗り方がうまい子は,得意満面で周りを歩いて行きます。
 一緒に練習していた子どもたちは,いつの間にか他の遊びに行って,女の子は一人になりました。
 転んでも,竹馬を離しません。「少し休もうや」と声がかかります。
 それでも,手の豆をさすりながら,何度も乗りかけては倒れ,倒れては,また竹馬に足をかけます。
 そう言えば,私も小学生の頃,何度も何度も鉄棒にぶら下がり,日が暮れても技ができるまで頑張って,やっとできたときの達成感,満足感は今でも忘れません。うまくできた日は,次の日の朝が来るのが待ちどおしくて,駆け足で学校へ行ったものです。
 手にできた大きな豆は努力した勲章です。
 今ここで,女の子は,同じように,繰り返し繰り返し竹馬に挑戦しています。
 遊びが終わりかけた頃,2・3歩は進めるようになっていました。
 私は,「今日は時間がないから,竹馬を家に持って帰ってもいいから練習してみなさい。絶対乗れるようになるよ。」と竹馬を女の子から受け取りました。
 竹馬からぬくもりを感じました。女の子の額には汗が光っています。
 女の子は,「竹馬を作って家で練習します」そう言って嬉しそうにみんなの輪の中に走っていきました。
 「よう頑張る子じゃのう」と指導者の方々から声がかかります。
 何でもすぐに上達する子もいれば,時間をかけてじっくり取り組む子もいます。
 子どもたちは,頑張る力を持っています。できるまでゆっくり待つことが大切です。
 そして,頑張っている姿を応援したいものです。
 むかし遊びは,心のふれあいと心の元気を育てます。

  親子ふれあいキャンプに参加して
                                 
福山市  横 山 英 子 

 7月19日〜20日,1泊2日で,福山少年自然の家の主催事業「親子ふれあいキャンプ」に参加させていただき,とても楽しかったです。
  私たち家族にとっては,夏休みの初っ端,華々しい幕開けとなりました。
  小学生の二人の子どもも,そして私も大満足で,またキャンプをしたくてたまらない状態です。
  なんと言っても,たっぷりと自然を感じられたこと,飯ごう炊さんやダッチオーブンを使ったダイナミックな調理,薪割りなど,日常からかけ離れた体験が,新鮮で面白かったです。また,暗闇の中,少し離れたテントまで移動し,初めての寝袋も恐る恐る楽しめました。テントの中での子どもとの語らいも忘れられない思い出となりました。
早朝の豪雨のため,楽しみにしていたカヌーが中止と聞いて残念だったのですが,スタッフの「命までかけてすることはない。迷ったときは,安全を選ぶ。」というその精神に深く感銘しました。
  また,参加者全員をキャンプネームで呼ばれることも,個人としての尊重と感じられ,嬉しかったです。
  私にとって今回最高の思い出は,人と人とのふれあいでした。当初の目的にはかけらもなかったことですが,初めて出会った人と仲間となり,交流し,心通い合うことが大きな感動でした。
  このキャンプを通じて,家族の絆を強く感じるとともに,子どもたちのやさしさやたくましさを発見することができ,感動体験となりました。
  帰り際,スタッフにお礼のあいさつをしたくても涙で声になりませんでした。
  今改めてみなさんどうもありがとう。
  自然の中でまた会いましょう。

     ○参加事業  主催事業「親子ふれあいキャンプ」
               平成15年7月19日(土)〜20日(日) 1泊2日
     ○掲  載    『豊かな心を育む道徳コーナー「心に響くちょっといいはなし」』
               平成15年8月   広島県教育委員会ホームページ

                           
  寒い中での温かいはなし
 
                       多木弥生  福山少年自然の家 施設サポーターECHO会員

 広島県立福山少年自然の家主催事業「子ども自然体験クラブ☆冬☆〜寒さに負けるな!ビバーク体験」でのこと。
 厳しかった冬から、多少春の兆しが感じられる2月半ばの土曜日、日曜日、1泊2日で小学3年生から中学2年生の26名と一緒にボランティアとして参加した。
 今回のボランティアは5名(高校生1,大学生2,社会人2)で、初めての「ビバーク体験」を敢行することとなった。
 さて、今回は開会行事からなにか雰囲気がいつもとは違い、子どもたちの表情に緊張と不安がありありと感じられた。しかし最初のプログラム"お互いを知り合うゲーム"になると子どもたちはあっという間に緊張感が解れて、すぐに仲間づくりが出来た様子で楽しいランチタイムとなった。
 午後は,里山の中での今夜の寝床を作る作業が待っている。子どもたちは真剣なまなざしで説明に聞き入っていた。班編成は4班で小学3年生から中学2年生までだいたい同じように分かれて、ボランティアがリーダーとして加わり、さっそく班毎に分かれての秘密基地作り、先ずは,リーダーを中心に作戦会議だ。
 里山のどこでどうやって寒い夜を過ごすか、みんなで知恵をはたらかせての話し合い。そして思い思いの場所での基地作りが始まった。基地の場所探しに苦労する班,ビニールシートや寝袋,毛布などをせっせと準備する班,延々と作戦会議を続ける班など,子どもたちの表情からも一生懸命さが伝わってくる。そして,中学生を中心に落ち葉集めや整地、枯れ枝を支柱代わりにしての屋根作りと、夜の天気を気にしながらのアイデア満載の寝床が出来あがった。子どもたちは自慢そうに寝そべったり,他の班の出来具合が気になるのか,こっそり覗きにいったりと,落ち着かない様子。
 日も暮れて辺りが静まった午後7時,いよいよテント生活が始まった。さっそく楽しそうな話し声や歌声が真っ暗闇の森の中のあちらこちらから聞こえてきたかと思いきや、心配していた冷たい雨が降ってきた。雪ではないのがせめてもの救いか、しかし基地の中は雨音も気に留めないのかどこも楽しそうだ。9時になりそっと他の班を偵察してみると、寝静まっている班があるかと思えば隠し芸や合唱が聞こえている班もある。盛り上がっていた私の班も中学生が皆を上手く落ち着かせて、10時半過ぎには寝静まりとうとう夜を越すこととなった。雨音は依然として絶えない。深夜1時と3時にベースキャンプに問い合わせたところ,外気温は+3℃でどの基地も静寂とのことであった。安心してもう一眠りと思ってシュラフを持ち上げたところ何やら冷たく濡れているようだ。子どもたちをそっと点検したが私だけのようで一安心、外に出てみるとどうやら屋根の隅から雨水が伝って中に入っているようだ。心配していたことが発生した。子どもたちは私の動きを察してか目を覚ましてしまった。ベースキャンプからは建物に移ったらどうかと勧められるが、全員健康に変化はないし大丈夫、子どもは「もう少しここへ居たい!5時半には山を降りるから居させてほしい」という。子どもの意思は堅い。やむなく何時でも降りられるようストーフ゛を準備していただくこととした。雨は遂に夜通し降り止むとはなかった。約束どおり5時半丁度に下山した。
 驚いたのは,所長をはじめ職員の方,運営団体の方避難場所に待機し,心配して見守っていてくださったことだ。早速子どもたちはストーブを囲んで暖をとった。6時半過ぎには他の班も全員元気で降りてきた。どの班も思ったより暖かかったし、ぐっすり眠れたようである。どうやら私の班だけがアクシデントに遭ったようで、子どもたちに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
 後のふりかえりでは,基地の出来具合いの良し悪しや体験談だけでなく,作戦会議や基地作りの過程のなかで,「人の意見を聞くこと」「自分の思いを伝えること」「みんなで力を合わせたこと」など,自分のことだけでなく,集団の中での自分と仲間とのかかわりについて聞くことが出来た。どの子も達成感と満足感に溢れ,そのうえ人を思いやるやさしくてあたたかい気持ちが,私にはうれしくて,言葉にならなかった。
 厳しくつらい体験であったはずの2日間は,子どもたちのかけがえのない笑顔と生きる知恵に勇気付けられ,私にとっても忘れられない体験活動となった。
 5年生のAさんは、帰り際私にそっと手紙を差し出した。
『リーダーこの2日間ありがとうございました。みんなちゃんと協力できたと思います。J(5年生)はみんなをまとめてくれていました。M(3年生)は楽しそうににこにこしていました。そしてT(中2)はやさしくみんなに声かけをしていました。それにM(5年生)が楽しいことをたくさん言っていました。それとY(5年生)はみんなに気をくばっていました。本当にありがとうね。一番きつかったことは、やっぱり「テントづくり」です。でも一番楽しかったのも「テントづくり」です。「たきびをかこんで」はとってもあたたかかったです。とても楽しかったです。またきたいです。』
 再び眼にこみ上げてくる熱いものをこらえるのがつらい。
 いよいよお別れだ。「ありがとう」「またくるね!」何も言わないが,そっと握手を交わす子,「また来てね!」さわやかなフィナーレだ。
 手を振るたくましい後姿に,心配して過ごした一夜の疲れも吹っ飛んだ。
 次回もまた頑張ろう!

○投稿者   
○参加事業  子ども自然体験クラブ☆冬☆ 〜寒さに負けるな!ビバーク体験
           平成15年2月15日(土)〜16日(日) 1泊2日
○掲 載    『豊かな心を育む道徳コーナー「心に響くちょっといいはなし」』
         平成15年3月1日付  広島県教育委員会ホームページへ
福山少年自然の家では,参加者から寄せられた感動体験を「こころのTRYアングル」へ掲載しています。
自然や人とのふれあいを通して,心が響き合う!
そんな素敵な場所へ是非来てね!

                                 

心のトライアングル